CABテストの概要を掴めば求められるエンジニア脳に近づける?
CABテストの概要を掴めば求められるエンジニア脳に近づける?
こんにちは!今回記事担当のたつきんです!
いきなりですがみなさん、「メタバースFM」ってご存知ですか?
そう、メタバースに関する情報を ラジオやYouTubeで発信しているあの3人集団のことです。
前回は「経験本数100越えVRゲーマーより、ハズしたくない人へ贈る オススメVRゲーム10選(5位〜1位) 」 というタイトルで記事投稿させてもらいました。
https://tech.cm-group.co.jp/posts/first-half-of-10-recommended-vr-games-5-1
今回もこの3人が普段ラジオで配信している内容を テックブログの記事にまとめましたので、ぜひ興味がある方は読んでいってください!
--------------以下からラジオの切り抜き--------------
まっちゃん: メタバースFM。みなさん、いかがお過ごしでしょうか?まっちゃんでーす!
まる: まるでーす!
うだやん: うだやんでーす!
まっちゃん: みなさん!エンジニアしてますか? このメタバースFMを見てくださっている方の中にはエンジニアの初学者もいらっしゃると思います。 なので、今回は僕らの株式会社DoHouseが実施している エンジニアとしての入社試験 についてご紹介します。 僕らが行なっているのは CABテスト といものなんですが、うだやんは聞いたことありますか?
うだやん: 初めて聞きました、キャブテスト。
まっちゃん: まるは受けたんですっけ?
まる: 受けた気がします。 大学卒業した時に確か GAB …だったかな。
まっちゃん: GABもありますよね。
まる: なので、ちょっと勉強しました。
まっちゃん: そもそもCABというのは、 Computer Aptitude Battery の略称なんですけど、英語が得意なうだやん、どういう意味ですか?
うだやん: コンピューターテスト。
まっちゃん: 直訳するとそうなります。 このテストにより、どれだけ 論理的な思考 を持ち合わせているかを計ります。 エンジニアに向いているか否かは恣意的な部分もあるので、弊社ではこのCABテストを実施して見極めるようにしています。 なので、このテストを理解すれば、エンジニアはどのような 思考性 や 考え方 をしているのか、わかるかもしれません。
まっちゃん: 今回は僕らの会社で実際に行なっているテストを1つ1つ解説したいと思います。 このCABテストというのはIT企業の採用選考に利用されていることが多く、特に エンジニア職の新卒採用 や メカベンチャーの採用試験 には頻繁に出題されます。 弊社でも新卒採用のみならず、 中途の経験者採用 の場面においても実施しており、受験者の適性を把握するひとつの材料として活用しております。 ぜひ、これからエンジニアを目指される方はもちろんのこと、エンジニアとして絶賛活躍されている方においてもCABテストとはどういうものなのかぜひ知っていただき、勉強の糧にしていただきたいと思います。
まっちゃん: では実際、CABテストは何をするかというと、言葉だけだとわかりづらいかもしれませんが、具体的には、「法則性」や「命令」といったカテゴリーに特化した、 基本的な算数レベルの問題 をひたすら解いていく、というのがCABテストの概要です。 問題量が結構ありまして、時間をかけて解いていく分には暗算や四則演算は簡単かもしれませんが、 時間制限 があるので、いかに効率よく解いていくかというところが肝になっています。 単純に解くのではなく、ある程度理解したところで当を付け、 なるべく早く解く ことが大事になってきます。 なので、実際の解き方を中心に考え方なども解説していきたいと思います。
まっちゃん: まるとうだやんに、暗算の問題から解いてもらいたいと思います。
まる: えぇーーっ
まっちゃん: 給料とか評価とか一切影響しないので安心してください。
うだやん: こわっ!
暗算
まっちゃん: 1問目まるいかがでしょう?
まる: Bだ!
まっちゃん: 答えは後ほどね。 2問目うだやんどうでしょう?
うだやん: これは…B!
まっちゃん: 結構難しいですよね、時間制限があるって考えると。 じゃあ3問目まる!
まる: D!
まっちゃん: じゃあ4問目うだやん。
うだやん: D!
まっちゃん: 最後まる。
まる: B!
まっちゃん: 全部正解ですね、すばらしい! どういうふうに解きました?
まる: 最初は地道に解いてみたんですが、よくわからなくって… なので一旦、引いて見てみると1問目の「3991」はだいたい「4000」くらいだなと気づいて、 おおよその計算 で、だいたい(答えは)10000ちょっとになるのかなあと思ったんです。 解答のなかでどれが一番近いかなって探したら「B」だと思って。
まっちゃん: さすがっすね。 そうなんです、暗算が得意な方、そろばんをされてる方はパッとすぐに答えが出せるかもしれませんが、苦手だという方は時間がかかってしまうと思います。 ですが、やり方はひとつではありません。 むしろCABテストは答えを導くために 短縮して考えることが必要 です。 今の解き方はとてもいい導き方だと思いました。
うだやん: すごーい!
四則演算
まっちゃん: はてなのところに同じ数字が入ります。 どうでしょう?
うだやん: 1問目は一瞬でわかりました。E!
まる: 2問目、これはAですね。
うだやん: 3問目はB。
まる: 4問目はBですね…たぶん。
まっちゃん: 正解は…
まっちゃん: まる: うだやん: (笑)
まっちゃん: 時間的な制約がCABテストにはあるので途中で計算は諦めちゃいますよね。
うだやん: これは解けないって思ったものは 飛ばすのもテスト です!
まっちゃん: 幸いにも 選択式 なので、どれなのか直感で答えるという作戦になっちゃいます。
うだやん: 神頼みになっちゃう。
法則性
まっちゃん: はてなのところに当てはまる図形を選択してください。 上の問題、まるはどうでしょう?
まる: Cですね。
まっちゃん: 早い! 下の問題、うだやんはいかがでしょう?
うだやん: これはEですね。
まっちゃん: 正解は…
うだやん: あれ?!
まっちゃん: どんな法則だと思います?
まる: 上の問題、黒と白が交互に表示されているので、空欄に入る図形の色は白だと予想しました。 あとは位置の問題ですが、空欄の前後の黒い丸は左上と右下、白はどちらも左下に配置されている。 ということは、対角線上にくるのかなと思い、右上の白い丸はC。
まっちゃん: 上の問題と下の問題は絵柄的には全く異なりますが、 法則性を見出す と近いものを感じて、なんだか面白いです。
命令
うだやん: これ難しそう…。
まっちゃん: パッとみた感じ「なんのこっちゃ!」と思うかもしれません。 一番右側に命令表というものがありまして、3種類ある命令を実行していくと一番左の表はA〜Dのうちどういう図柄になるでしょう、という問題です。 こちらどうでしょう?
うだやん: Aな気がします!
まっちゃん: 早い、うだやん!
まっちゃん: ちなみに僕はこの問題を見てから理解するまで、ずーっと悩んでいました。
うだやん: 問題が難しいですもんね。
まる: 理解力も必要 です。
うだやん: 上から順に見ていくと、まず命令表の2「次の図形を消す」が実行されるので下の図形が消える。
まっちゃん: 黒いボタン()みたいなやつが消える。 次は「前の図形と入れ替える」という命令なので、空白と上のひし形()みたいなやつが入れ替わる。 また次が「前の図形と入れ替える」命令なので、ひし形()とラッパ()みたいなやつが入れ替わって、最後は命令表1「上下を逆にする」。
まる: 反転ってことですね。
まっちゃん: お椀()みたいなやつを反転したところで見た目は変わらないので、最終的に、上から空白、ラッパ、ひし形、最後がお椀ということで答えはAです。 これは結局、順番に問題を理解して解いていくしかなさそうです。 この 命令 というカテゴリーにはどのような問題が出題されるか 事前に理解した上で臨む とスピード感を持った解答ができるかと思います。
暗号
まっちゃん: 次は暗号の問題です。 左側の例題、正方形に図形が入っているものが4種類、円形に図形が入っているものが3種類あります。 円形の方が暗号です。 この暗号に従って四角形の中の記号は変化していきます。 要するに一番上にある黒い三角形が黒い矢印の方向に暗号を挟みつつ進んでいくと最終的に黒い星に変化する。 同じように、左側の黒い五角形も矢印の方向に進んでいくと白い五角形になります。 このような例題に基づき右側の問題を解いていきます。 上の問題、四角形の中にある黒い丸がこのオーム(Ω)という暗号を通すとどうなるか、わかりますか?
まる: わかります。 Bです。
まっちゃん: じゃあ下はどうでしょう?
うだやん: 該当なし、だと思います。
まっちゃん: 正解は…
まっちゃん: まるが正解ということは、もう暗号は理解しましたか?
まる: 完璧に理解しましたね!
まっちゃん: すごい! オームはどういう意味の暗号ですか?
まる: オームは図形が小さくなる暗号です。
まっちゃん: 確かに、三角形も四角形も小さくなっていますね。
まる: 共通して通っている暗号がオームなのでオームが小さくなる暗号。
まっちゃん: あとはこのニア・イコール(≒)とコングルエント(≡)。 どういう意味なんですか?
うだやん: あっ、ニア・イコールが図形を星にするって意味だ!
まる: 僕もその理解です。
うだやん: コングルエントが色を反転させる!
まっちゃん: そうです。 なので例題の三角形は小さくなりつつ、否応無しに星になります。 下の問題では手裏剣()みたいなやつが否応無しに星になりつつ、コングルエントによって色が反転します。
まる: 問題文をよく見ていないと 定義が曖昧 に感じられますね。 単純に色が反転するのか白になるのか、例題の情報だけだと2通り考えられますから、 注意深く見ないと 。
まっちゃん: もしかしたら、一度自分が 導いた答えを疑ってみる 必要があるかもしれません。
まとめ
まっちゃん: 僕らの会社で実施している、あるいは一般のCABテストと言われるものは、だいたいこの5種類のカテゴリーの中から出題されますが、どのように感じましたか? 初めて解いたという、うだやんはどうでしょう?
うだやん: ちょっと自信がなくなりました。
まっちゃん: なんで?
うだやん: エンジニアの適性が…(ないかもしれない)
まっちゃん: そんなことないよ、あるある!
うだやん: でも普通に楽しいなと思ったので趣味にでもやってみようかなって思いました。
まっちゃん: 普通に面白いですよね。 クロスワードみたいなノリで解いていくようで。
まっちゃん: ということで、エンジニアを目指す方に向けた適性診断CABテストの解説をお送りしました。 これから企業の採用試験を受ける方のお役に立てればいいなと思います。
--------------ラジオの切り抜きここで終了--------------
ということでいかがだったでしょうか!
ラジオでなく記事を読むだけでも、 少しはCABについて詳しくなれたのではないでしょうか
メタバースFMでは、日頃からこういった情報をキャッチアップして ラジオ、YouTubeにて配信しておりますので、 みなさんチャンネル登録、いいねよろしくお願いします!