今更ですがXLOOKUPが便利です!
はじめに
こんにちは。TDです。
「初めまして」ということで、簡単に自己紹介しますね。
私は、15年以上も在籍している古株と言われている人です。過去には様々な業務を行い、失敗もたくさんしてきました。弊社に入社当時は社員数が90人ほどの小規模な会社で、サーバー構築からPCセットアップ、ユーザー対応、拠点増設に伴う立ち上げ、ネットワーク構築など、様々な経験を積んできました。
そんな私が最近知ったこと、それはExcelやGoogleスプレッドシートの関数「XLOOKUP」です!
XLOOKUPって?
皆さん、XLOOKUPはご存知ですか?
Excelでは2020年1月30日からOffice 365向けに配信された新しい関数です。
私はExcelやGoogleスプレッドシートで他の値を参照するような時はだいたいVLOOKUPを使っています。INDEXやMATCHも便利だけど、慣れたVLOOKUPを使って、検索値を先頭に持ってきたり、並び替えたりするのがちょっと面倒だなと感じていました。それに#N/Aエラーの処理も・・・。
そんな面倒を解決してくれるのがXLOOKUPです!
XLOOKUPを使ってみよう
XLOOKUPがどんなものかというと構文はすごくシンプルです。
=XLOOKUP(検索値, 検索範囲, 戻り範囲, 見つからない場合, 一致モード, 検索モード)
検索値が見つからない場合の戻り値も一緒に書けるんです。IFERRORを書かなくていいんです。これだけでも便利ですね。
使い方
左側の商品名の欄に商品を入れると、右側の表から商品コードと価格を表示させる式を作ります。
まずは、F3のセルの商品コードに入れる式です。E3セルに入る商品名に対応する商品コードを表示させます。
=XLOOKUP(E3,B2:B11,A2:A11)
これでできました。
このままでも使えますが、商品名に参照先にない値、例えば「パッションフルーツ」のようなリストにない値を入れたら、参照先にないデータのためエラーが表示されます。
そのような時は4番目の引数に見つからない場合の文字列を設定します。
=XLOOKUP(E3,B2:B11,A2:A11,"該当する商品名がありません")
商品名に「パッションフルーツ」と入れると、先程設定した「該当する商品名がありません」が商品コードに表示されます。
商品コードの設定ができたので次に、G3セルに価格を表示させる式を入れます。
今回は最初から見つからない場合の文字列に"0"を入れて作っちゃいましょう。
=XLOOKUP(E3,B2:B11,C2:C11,"0")
これで商品名に応じて商品コードと価格が自動的に表示されるようになりました。
皆さん、気づきましたか?
XLOOKUPはVLOOKUPと違い、検索値の左側の値も参照できるんです!これはVLOOKUPではできないことですよね。
ちなみに、今回はExcelを使っていますが、Googleスプレッドシートでも同じようにXLOOKUPは使えます。
最後に
私自身、VLOOKUPやピボットくらいしかExcelが使えないのですが、業務で効率化を目指すため、最近ENさんに業務を手伝ってもらっています。
ENさんはこれからExcelマスターになる予定の方で、私からの作業依頼に対応するためにVLOOKUPを調べた時にXLOOKUPを知り、「VLOOKUPよりも使える関数みつけました!!」と教えてくれました。
ENさんありがとう!!便利です!
慣れた方法で作業してしまうことが多いですが、たまには違う方法で少しでも楽をしたいですよね。そんな方に今回の記事が何か参考になれば幸いです。