エクスクリエ
AWS無料枠を利用してみよう
目次
AWSとは
- 2006年に誕生したAmazonのクラウドインフラサービス。
- クラウドインフラサービス・・・インフラに関する機能をクラウドとして貸し出すサービスの事
- AmazonといえばECが有名だがAWSで利益をあげている会社
- AWSは全体の31%前後のシェア率。
- 競合他社はMicrosoft(Azure)、Google(GoogleCloud)、alibaba(Alibaba Cloud)
無料枠の範囲
- EC2インスタンス1台が実質1年間無料
- 月750時間(24×31=744時間)を12ヶ月無料で利用可能
- インスタンスサイズはt2.microまたはt3.microが利用可能
- t3.microの方が若干性能が良く、幅広いユースケースに適用できる
- t2.microしか無料で試せなかった(2022/02/05時点)
- t2.microはt3.microの10%低い価格が設定されている
- 小規模、個人利用であれば問題ないスペック
参考
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RDS:インスタンス1台が実質1年間無料
- 月750時間(24×31=744時間)を12ヶ月無料で利用可能
- t2.microのみが対象
- 20GBのデータベースストレージ、スナップショット・バックアップ用のストレージが利用可能
- 容量を超過するとその分課金が発生する
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S3:インスタンス1台が実質1年間無料
- 5GBのストレージ、20000件のGETリクエスト、2000件PUTリクエストまで無料
- 容量、リクエスト数を超過するとその分課金が発生する
など、他にもたくさんの無料枠が用意されています
注意点
- 基本的に従量課金サービスなので、容量やリクエスト数などを超過すると無料期間内でも課金が発生
- 無料で試すなら「無料枠」マークがあるものを選択する
- 無料枠マークがない場合は基本的に従量課金、超過分は有料になるサービスと考えてください
- 様々なサービスを簡単に利用可能だが、料金設定などが記載されていないので調べてからの利用を推奨
AWS無料枠、失敗あるある
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①複数のインスタンスを起動し超過料金が発生する
- 例えばEC2インスタンスを月初に同時に2台稼働させると15日あたりから月末分までは有料になる
- 無料枠でおさめる条件はEC2インスタンス750時間×12ヶ月(台数ではなく時間)
- 無料枠でおさめるには片方を停止させる必要がある
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②無料枠の利用期間を間違える。12ヶ月ではなく◯ヶ月無料だった
- 無料枠の条件が異なるので必ず確認すること
- 無料期間を把握し、終了前に利用停止すること
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③ElasticIPアドレスがどのインスタンスにも正しく紐づけられていない
- 紐付けをしていないだけで料金は発生する
- 紐付けをしていても料金が発生する場合もある
- 条件
- ElasticIPアドレスが EC2 インスタンスに関連付けられていない
- ElasticIPアドレスに関連付けられているインスタンスが停止している
- 条件
- ElasticIPアドレスは稼働中のインスタンスに紐づけないと料金が発生する
AWS無料枠で失敗しないために
- CloudWatchを使用して請求アラートを設定する
- CloudWatch・・・アプリケーションをモニタリングできるサービス
- ◯◯円以上の料金が発生したらメールでしらせてくれるといった設定が可能
- メーリングリストを作成し、複数の通知先を設定することも可能
まとめ、感想
様々なサービスが無料で利用できるので、AWSの勉強にオススメです。
課金が発生しないように設定をすれば、実質1年間は無料で利用できるので、ぜひ使ってみましょう!
※セキュリティの設定も忘れずに
参考
私たちは積極的に採用活動をしております。
https://www.excrie.co.jp/recruit/