エクスクリエ
Amazon Lightsail ってどうなの?
目次
みなさま、初めまして プログラマのaoma と申します。
今回、AWSのAmazonLightsail について、ご紹介していこうと思います!!
公式サイト
https://aws.amazon.com/jp/lightsail/
料金
https://aws.amazon.com/jp/lightsail/pricing/
サービス一覧
- 仮装サーバ (EC2みたいなもの) Elastic IP 1つ込み
- コンテナ (ECSみたいなもの)
- オブジェクトストレージ (S3みたいなもの)
- マネージドデータベース (RDSみたいなもの)
- CDN ディストリビューション (CloudFrontみたいなもの)
- ロードバランサ
- ブロックストレージ (EBSボリュームみたいなもの)
- スナップショット (AMIみたいなもの)
- DNS (Route53みたいなもの)
EC2などとの違い
- 料金の計算が時間単位ではなく、月額
- 電源を切っていても、インスタンスが残っていると料金が発生する
- 月額ではあるが、日割り計算で請求される
- 仮装サーバはCPU使用率に制限があるので注意
- 3.5 USD の場合はCPU使用率5%を超えた状態が続くと、CPUクレジットが使い切られてしまい、CPUに制限がかかる
- マシンスペック
- 内部的にはT3ファミリーを使用しているらしく、特に重たい処理をしても問題なく動作する
- ただ、前項で挙げたようにCPU使用率にリミッターがあるので注意が必要
- 3.5 USD の場合は おそらく内部的にはT3.small あたりが割り当てられていそう感じでそこそこ快適
- 管理画面の使用感
- AWSの管理画面をかなり簡略化した感じの作りになっている
- AWSとは切り離された作りになっているので、関係するものだけが表示されている
- DNSについて
- DNS はレコード数に制限があるので注意
- テキストレコードやサブドメインなどを多く切る場合は、route53を使用した方がいい
- SSLについて
- ロードバランサを使用する場合、Amazon発行の無料SSLが使用可能
- ロードバランサを使用しない場合は、自前で購入してインスタンスにインストールをするか、Let`s Encryptなどを使用する
- インスタンスタイプの変更について
- インスタンスタイプの変更はEC2などのように、簡単に変更ができません。
- スナップショットを作成し、そのイメージを使用して再作成を行う必要があります
Amazon Lightsailがマッチする使用パターン
- アクセス数や負荷があまり高くないホームページなど
- 個人の学習用途
- データ収集系のバッチサーバ
- 社内サービス
- など
Amazon Lightsailがマッチしない使用パターン
- 重たい処理などを行う、解析サーバなど
- 大規模なシステム
使用にあたっての注意点
- 転送量は実質無制限ですが、500GB 以上通信すると料金が従量課金になりますのでご注意ください、画像などのデータ容量が多いサイトですと、500GBを超してしまうこともあります
- Elastic IP はインスタンスなどにアタッチしていないと、料金が発生するので注意、インスタンスの解約時に個別に解約をする必要があるため、削除漏れに注意
- EC2のようにインスタンスタイプを変えることができないので、ある程度直近でスペックが必要になる場合、それを見越した設計が必要です。(スナップショットから作ることは可能なので、最悪スナップショットから作り直すという方法があります)
正直な感想
Amazon Lightsail はビジネス用途としては使いにくいなと感じた。個人のHPやちょっとしたサービスを運用する程度であれば使い勝手は申し分ない。 EC2との互換性がないので、Amazon LightsailからそのままEC2に持っていけないので、サービス拡大がしにくいので、大きくする予定があるのであれば、Amazon Lightsailから比べたらコストはかかるが、初めからEC2を使った方がいいかなと感じた。
まとめ
本記事のタイトルのAmazon Lightsail ってどうなの? という部分の答えとしては、 可もなく、不可もなくといった感じです。 ただ、料金体系がわかりやすく、比較的お手頃価格で、冗長化まで対応しているので、 現在はVPSを使用しているけど、ちょっとクラウドを使ってみようかなというような場面では比較的ありな選択肢なのではないでしょうか? 3ヶ月相当無料枠もあるので、お試しで使ってみるのはアリかと思います。 ただ、デメリットもそれなりにあるので、公式サイトなどをよく読み、目的にあった選定をしていただくことをお勧めします。
それでは、みなさま、 よしサーバライフをお過ごしください
私たちは積極的に採用活動をしております。
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